■助産院を選ばれた理由はなんですか?
・妻の希望である。
・前回は知識がなくて、持っている知識の中で、常識的にクリニックでの出産だった。�前回は、産後が大変だったのが伝わってきたため、2回目も同じだと辛いだろうなとは思っていた。
出産後、本人がいろんな助産師に会ったり、話したりしているのを知っていたが、助産師に会っているとリラックスするし、
話に納得していることがわかり、助産師と出産することがいいのだろうなと思っていた。
しかし、初めは、自宅ではなく、助産院に行って産むのが良いのだろうと思っていた。自分ではそのように思っていたが、本人の話を聞いていると、自宅でのお産もありなんだと思うようになった。
■助産院を利用されて、何か得られたことはありましたか?
・妻が安心して出産出来ると感じた。
・生後すぐから子どもと家族一緒に過ごせたこと。
(父親である自分は、生まれてすぐの子どもとは病院やクリニックでは絶対にいられない5日間であった。
単に5日間のことではあったけれど、この時にしかない5日間であったと思う。前回は面会は一日1時間だった。)
・妊娠期から通して考えると楽しかった。
■思っていたことと違うことはありましたか?
・貴重な体験がたくさんあった。陣痛が来て助産師に連絡をして家で待つ間、家で自由に過ごしたり、陣痛が強くなってくるまで夫婦で買い物に行ったりした。
・前回は出産当日は子どもを夜中は預かってもらっていたが、今回は、ずっとそばにいさせてもらい、質問があるとその都度LINEで質問したり対応してもらった。
・助産師が必要だと思うと、明け方なども子どもの様子を見に来てくれた。
■ご自宅で出産することに周囲の方から何か反応はありましたか?
・たいてい人に伝えると驚かれた。
・職場の人に伝えたが、男性は自宅で産むことにそんなことも出来るんだ!みたいな、驚きの反応だった。ピンとこない方もいたように思う。女性はそれが奥さんの希望なんだね、って珍しいと感じてはいても、自宅出産に理解がある人もいたように思う(特に既にお子さんが大きい人)。
・お母さんが本当に家で産むの?と言っていたが、祖母はすんなりと理解を示していた(祖母は助産院で産んでいた。祖母の友人は産婆を呼んで自宅で産んでいたそう)そのほか、自分の親戚側は奥さんの産みたいように、が一番で変な驚きはなかった。
■お産を通して、奥さんや女性に思うこと、感じることはありますか?
・仕事柄、人の生死に関わっている。出産も自然の流れの中のことだと感じている。命が強くも弱くも感じる。そんな中、妻が命がけで子どもを出産したし、子どもも命がけで生まれてきたと思う。よくぞ産み、生まれてきてくれたと思う。妻も子どもも無事にいてくれることは本当に良かったと思う。
・一人目も立ち会い、今回と出産方法が当然違ったが、どちらも大変さ、苦しい表情をする妻を見ていた。今回は妻に達成感があったように思う。
■どんなお父さんになりたいですか?
・人に優しく自分にも甘い、がモットー。優しくて時々甘い父親になりたい。
パパさん、インタビューに答えてくださりありがとうございました。
おじゃますると、パパさんはいつも家族の一人ひとりのことを見ながらよく動いていらっしゃいました。そして、とてもポジティブで、ママを笑顔で支え続けていてくださいました。妊娠の始まりから妊婦健診、出産、産後をパパさんと一緒に過ごさせていただけたのは本当に良い時間でした。ありがとうございました。